セルフアドボカシーとは日本語では「自己権利擁護」と言って、自分の苦手な事を周りに説明し、配慮を要請することです。
私たちには皆んな平等に、自分が望む人生を自分らしく生きるための権利があります。
しかし、発達凸凹のお子様は、苦手な事が周りから理解されにくく、「わがまま」「怠けている」「乱暴」などの誤解を受け、無理や我慢を強いられたり、つらい思いをする事が多くあります。
親御様やお子様自身も、なぜ上手くいかないのか分からず、「自分はだめだ」と自己肯定感をなくしてしまう事も少なくありません。
まずは、自分の強みと弱みを知り、どの様な環境下であれば自分らしく過ごすことができるかを知る事。自分自身を知る事が第一歩なのです。
「初めての活動には不安を感じるから、最初に見学させてほしい。」
「言葉だけの指示では頭に入りにくいので、イラストや文字でも示してほしい。」
「ジッと座り続ける事がしんどいので、静かな活動の前には大きく身体を動かす時間を与えてほしい。」
自分の苦手な部分を知り、周りの環境へ働きかける事がそのお子様が自分らしく生きていく為には必要不可欠ではないでしょうか。
「自分のことを知る。」「権利を主張する。」
分かっていても、すぐに出来る事ではありません。練習が必要なお子様が多いです。
少しずつ練習をしながら、周りの大人がフォローし、自分らしく生きていける環境を整えていけたら良いですね。