お子様の行動に「またやってる!」「何度言ったらわかるの!!」というやり取りは、どこの家庭にもある事ではないでしょうか?家庭だけでなく、幼稚園、保育園、学校とお子様と関わる場所では、こんなやり取りは日常茶飯事かもしれません。
発達でこぼこのお子様には、特性等からの理由で繰り返す行動であったりだけでなく、いろいろな原因があったりするのです。これは、発達でこぼこに関わらず、お子様の発達においても同じだと思います。
その場でクルクル回ったりジャンプを繰り返すお子様
・何らかの原因で、体を動かす感覚の刺激が足りないと感じて必要な刺激を補おうとしている。
話に集中が出来ず、キョロキョロ落ち着きがない。聞いているようで聞いていない事が多いお子様
・情報処理の機能が上手く働かず、様々な刺激にすぐ反応してしまう特性が強いので、目に入ったものにすぐ反応してしまい話に集中できない可能性がある。
何でも口に入れて噛むお子様
・口の中の触覚や味覚、噛むときに入る顎の筋肉等への感覚を満たしたり、大人がガムを噛んで目覚めや集中力を維持しようとするように覚醒のコントロールをする。また、年齢や発達にもよるが、情緒の安定を図るか、それ以上のストレスを感じている可能性がある。
例に挙げたように、行動には何らかの特性や原因、理由があるのです。
それ以外にも情緒の面から甘えであったり、注意引きであったりと、理由はたくさんあると思います。
発達について、多くを学び、理解していくというのは、お子様を育てていく中でなかなか出来るものではないと思います。しかし、「こんな特性があるからこの子はこうなるんだな」と理解をしてもらえたら困った行動への考え方や捉え方が少し変わるのではないかと思います。
そして、行動や言動の一つ一つには、きちんと理由があったり思いがあるということも理解して関われたらもっと良いのかもしれません。これは、お子様だけに関わらず、周りの人たちとの関りにおいても言える事だと思います。
理解のない、心無い言葉や行動を向けられる方は、まだまだいらっしゃいます。そのたびに心を痛める事もあると思いますが、その方々にも考え方や捉え方、情報の有無等の理由や原因等があるのです。
お子様に向けられると同じように、関わる人たちとも上手く関わっていけるといいなと思います。
日々、お子様と向き合って過ごされている事が素晴らしい!周りに何を言われても胸を張って過ごしてくださいね。