発達でこぼこのあるお子様にとって、『行事』への参加はとても大変なものではないでしょうか？
暑い夏が終わる頃、幼稚園や保育園は『運動会』に向けての取り組みが始まります。
運動会は、身体や心をまた1つ大きくするとっても大きな行事です。どんなお子様であっても、
いろんなプレッシャーや、たくさんの人の前での恥ずかしさもある中で演技をするのは、とても緊張すると思います。
発達でこぼこのあるお子様は、それ以上にいろいろな特性を抱えながら、取り組んでいくのです。
- いつもの生活パターンと違う行動パターンになる
- 何をしていいのかわからない
- 感覚過敏でたくさんの人がいると疲れる
- 上手くできないから
保育士としては、その点に配慮しお子様に合った方法で参加できるよう努めいましたが、お子様にとってよかったのかと思う経験もありました。
3歳児の演技、ダンスの種目。
練習では身体を動かし楽しんでいる姿があったので、少しでもという期待で運動場に並んでみたが、
すぐにしゃがみこんでしまい、、、そのまま演技が終わってしまった。
みんなと同じ事ができればと少しレベルを下げてはいたが、そのお子様にはそれでもレベルが高い事で、時間をかけ、保育士の手を借りてゴールをした。
無理をさせていたのではないだろうか、、、
保育士としては、いろいろな思いを巡らせ、何よりもお子様が「頑張れたよ」という達成感や喜びになるものを取り入れ、保護者の方にも成長を感じてもらいたいと思い行事への取り組みを行っています。しかし、これがお子様にとってよかったのか？保護者の方はどう思ったのだろうか？と疑問が残ったままになる事もありました。もっと保護者の方と話し合い、お子様の様子を見ながら考えればよかったのかもしれません。
『行事』への参加は、お子様にとっては物凄くストレスにもなるし、プレッシャーにもなり、更に物凄く疲れてしまう事です。
その頑張りをサポートし、いろいろな配慮もアイデアを出し、お子様の成長の為に保育園、幼稚園の先生方は頑張ってくれています。
発達でこぼこのあるお子様の子育てでたくさん悩まれ、苦労し毎日クタクタになっている保護者の方の苦労は計り知れません。ですが、そのそばで同じようにお子様の成長を考え寄り添ってくれている保育園や幼稚園の先生たちがいます。
もうすぐ始まる運動会への取り組みも、お子様の為に周りの大人が共に協力し合って、楽しく参加できる『行事』にしてあげられるといいですね！
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