お子様の偏食、悩みますよね!
お子様の成長の過程には、どんなに努力をしても食べてくれない・・・
そんな時期はもちろんあります。食べないときは、食べないんですよね。
でも、それも保育園や幼稚園で先生やお友だちと食事をしたりするうちに「あれ?」と気が付けばたべられるようになっていくものです。
ですが、その偏食が、単なる好き嫌いじゃないお子様もいるのです!!
限られた食べ物、お菓子しか食べない等極端な偏食だったり・・・
これは感覚過敏やこだわりの強さといった自閉症の特性が要因あることが多いのです。
これを『好き嫌い』『わがまま』と誤った見方をされてしまいます。
自閉症の特徴として、味覚や嗅覚、視覚等の感覚過敏があり、酸味や辛味、苦み等異常に強く感じたり食感や温度にこだわりを持ったりして受け付けないことがあるのです!
じゃあ、食べられるものだけしか食べさせられないの?どう向き合ったらいいの!?って思いますよね・・・
この特徴を踏まえた上で、お子様の特性に合った食事を提供していけたらどうでしょうか。
①色や形の視覚
白色のものしか食べない!→拒否しない色の食べ物をメインにして食べる。
食材の原形がわからないので不安で食べない→調理する過程を見せてみる。
②温度や硬さなどの食感
カリカリの食感が好き→トースターで硬めに焼く。
③食べやすい環境(保育園等集団の中か一人でゆったり個別か)
園だと何も食べない!→一人でゆっくりできる空間を作ってみる。
偏食の要因となり得るパターンを見分けると食べられるメニューや食べやすい提供の仕方がわかってくると思います。
また、食事の時間が楽しくなくなってしまっては、食べられるものも食べられなくなってしまいます。
・苦手なものを食べ終えた後に好きな遊びを用意し、よい見通しを持てるようにする。
・食べる意欲を引き出すためのコミュニケーション、安心して食べられる人との関係作りをする。
ご自宅では、「あれもダメ」「これもやっぱりダメ・・・」といろいろ試してみるなんて事ができないかもしれません。少しずつでいいのです、無理に食べさせても意味はありません。
食べられる品数が少なくても、食べられることを認め、食べる楽しさを味わうことが何より大切なのです。認め励ましていくうちに少しずつ食べられるものも増えていきます。
お子様にとって将来を生きやすくする為に、お子様の姿に寄り添ってみてあげて下さい。
何が嫌なのかわからない、どう関わっても上手くいかない・・・
訓練を通して食事に対する関わり方も変わっていくと思いますので、ぜひ一度ご相談ください。