SNSではわからない、発達でこぼこのあるお子様とご家族の生活

日々普及するSNSによって発達でこぼこのあるお子様を持つ保護者の方、発達障害を知ったり、目にしたりする機会も多くなったように感じます。

私も、ブログを通して『お子様にはこんなふうにサポートを、、、』と書いていますが、ふといつも疑問に思ってしまう事があります。

『綺麗すぎる』のではないか?という事です。

私は体験した事から学んだ事等を書く事が多いですが、それは後日談であり、その取り組んだ日々はここに書き綴っているような簡単な事ではありません。
ですので、SNSの動画などであげられている頑張っている姿だけが、全てではないと思うのです。

もう少し肩の力を抜いて、お子様もご家族も過ごしてみてはどうですか?

私自身が受け持った発達でこぼこのあるお子様のご家庭の話からの体験談です。

  • 毎日お外に出ないと泣き叫んでしまう2歳Aくん。(犬が2匹います、他猫数匹)
  • 毎夕方仕事帰り2時間は公園で走り回るのに付き合います。
  • 雨の日も出られないとわかっていても泣き叫ぶので、屋内で走り回れるところへ行くそうです。
  • 帰ってからご飯の支度。食べるものは限定的なので家族とは別メニューを作るそうです。しかも、家ではお母さんが食べさせないと食べません。
  • お風呂はお母さん限定なので、お父さんが入れようものなら大暴れするそうです。
  • 寝る前は走り回ってクッションにダイブする遊びをします。体が大きく賃貸マンションは物凄く響くので、毎日苦情が来ているのだそうです。
  • 少しでも鼻が詰まったり寝苦しいと癇癪起こします。

これが毎日ですが、毎日綺麗に整理された用意、新しそうな服、写真を見ていると綺麗に掃除されたお部屋、、、
仕事をしながらお母さんは一体いつ寝ているの?

そんな気持ちを抱いていました。

ある日、いつも明るいお母さんが、あまりにも顔色が悪いお母さんに「話しよう」と時間を取る事にしました。
思った以上に思い詰めていた事をしり、「命を守れてよかった」と安堵したのを覚えています。

気丈に振る舞い、完璧に見せていた現実は、周りに迷惑をかけない、出来てないやってないと思われたくない、そして、我が子が大変でイライラしている自分を出さないようにと、頑張っていたんです。

私は泣きました。
発達でこぼこのお子様を持つ保護者の方は自分の思いまで押し隠し、頑張らないといけないのかと。

私たち保育士や周りのサポートできる人たちが行える事はあまりありません。
ですが、少し頼ったり甘えたり、相談して心の内を吐き出す事はできます。

お子様の為のいろいろな手立てやサポートも、もちろん大切な事ですが、何より大切なのは、ご家族が健康に無理のない生活を送る事です。

部屋が多少散らかっていても、「あ、今日はやっちゃったな」と失敗する関わりだったとしても、手抜きだななんて思っても、それでいいと思います。
お子様もご家族もみんな1人の人間なんですから、いろんな思いを持ち、考えるものです。

発達でこぼこがあってもなかっても1人の人として大事にされる事が1番大事だと思います。

無理なく、ご家族みんなが無理せず伸び伸び過ごせるといいなと願っています。