発達でこぼこのお子様の保護者の方の拠り所

発達でこぼこのお子様の困り事や関わりについて、たくさんあげ、少しでも理解を持ったり関わりの手立てにならないかと日々考えていますが、実際はブログ等にあげていることよりも何百倍、何千倍もの大変な苦労をしながらお子様と向き合っているのだと思います。

1歳児の後半から2歳児にかけて始まるのがイヤイヤ期。そしてなんでも「ジブンデ!」とできない事までも自分でしようとし、できないと怒り出す・・・定型発達のお子様の保護者の方に「この時期だけだからね!」と声をかける事がありました。

しかし、発達でこぼこのお子様は、『この時期だけ』がいつまでも続く・・・そんな感覚なのかもしれません。経験や成長と共に少しずつ変化していきますが、そこまでに何度も何度も同じ経験を繰り返すだろうし、それが終わると姿・形を変え、また新たな困り事が表れるのです。

ただでさえ、子どもを育て向き合っていく事は本当に大変な事です。そのお子様が抱える発達でこぼこに一緒に向き合い、支え、少しでも生きやすく手立てやサポートをしていく周りのご家族は本当に大変な思いをしているのです。

児童発達支援施設は、お子様が少しでも困り感を減らし過ごしていけるよう訓練やサポートを行っています。それだけでなく、お子様の家族の方の心の拠り所になれるような施設を私たちは目指しています。

お子様の困り事に対する関わり方や考え方をお伝えする事も大事な事です。少しでも緩和し、過ごしやすくなることに越したことはないですが、そこで終わりではなく、その後もいろんな困り事にぶつかっていくと思うのです。私たちは、その困り感と向き合うお子様やご家族の気持ちに寄り添うことはできますが、結局その大変さは当事者でなければわからないと思うのです。

それでも、その気持ちを大変さを理解し、その辛さを吐き出したり、少しの時間でも開放できる時間を作ったりできる場所にはなれます。

発達でこぼこのお子様への手立てやサポートで過ごしやすくする事だけでなく、お子様のご家族の方も過ごしていきやすい環境を整えられるサポートをしていきたいと思います。また、私たち児童発達支援に関わる者だけでなく、いろんな人々からも理解やサポートされる世の中になるような発信や活動も行えたらと考えております。

どんなことでも、まずはご相談ください。